人生の答え合わせ?

最近、両親それぞれに「私にどんな人生を送ってもらいたかった?」と聞いてみました。

父は「なんでもいいから結婚してもらいたかった・・」。

「なんでもいいから」って投げやり感があるような。当初は「相手や生活がひどくても」という意味かしらと思いましたが(ひどいわ)、もしかしたら「理系に進もうと」「仕事しようと」なのかもしれませんね。私が仕事の話をしても「それは(どうでも)いいよ・・」「無理するなよ」と気が進まない様子が見てとれます。

母は「家庭にいるだけだとダメよね。やっぱり人間は社会でもまれて成長すると思うのよね」。

対して母は会社でバリバリ仕事をしてほしかったようです。そんな母は「半沢直樹」にはまっていて、女性大臣がお気に入りだそうです。私はああいった対立や威嚇ばかりの修羅の世界は心がざわざわして見ていられません。

母は仕事したくて田舎から東京に出てきた人なので、私を産んで8週後には私を祖母に預けて職場復帰するくらいパワフルです。私はというと、まだ幼くて記憶がないころに「なんでママは働いているの?私は大きくなったら(親友の)ヨウコちゃんのママみたいに家にいるわ」と言い放ち、母を大きく傷つけたらしいです。幼い私は母の傷心を感じとり、人生の目標を修正したのでしょう。

現在の私は、一度は結婚したし(笑)、仕事もして、自宅にいるので、「三方良し」? とりあえずいいところで折り合いをつけたのではないかなと思います。

もしかしたら素の私は家庭を支えたいタイプだったのかもしれません。しかし、もし生まれる前に親を選べるとしたら、私は働くこともできる女性の人生を経験したくて、そのための師として母を選んだのかもしれません。人生それなりに長いですから、できないほうに挑戦するほうが大きく成長できて楽しそうですからね。

なんてことを思ったのでした。写真はオラファー・エリアソン展より。