2020年12月:[執着]と[許し]

12月のセラピーカード
[holding on(執着)]と[forgiveness(許し)]

[執着]とは過去の欲求を今満たそうとする試みです。過去のものは手に入るはずはなく苦しみ続けるだけなので、執着は手放すことが重要です。ただし手放すことと遠ざけることは似て非なるもの。遠ざけるのは悲しみを感じないようにしているだけで、未完了の感情は繰り返し何らかの形で自分に痛みがふりかかってきます。

[執着]しているうちはうまくいきません。しがみついていた腕を離して自由にすることです。とはいえ、手放すのはとても難しいです。ネガティブな感情に飽きるくらい浸りきるのも1つの手です。感情を出し切ったらポジティブな感情に変わることがあります。あるいは誰かを助けるのもいいそうです。間接的に自分も救われて行きます。カード作者のスペザーノ博士は解説書で「もしあなたの痛みが激しいなら、いろんな人に手を差し伸べることができます」と記しています。

また[執着]とは自分を苦しみから開放しない=許さないということでもあるので、手放すことは自分に[許し]を与えることにもなります。[許し]とは自分が間違っていた、誤解していたことを認めることです。「ごめんね。もうしない」と言えるようになることで、再び自分または相手とつながることができます。

これで今年最後です。
年が明けたら、またカードを12ヶ月分ひこうと思います。
いつ、どこで引こうかな。