人生を賭けた挑戦

オリンピック選手の活躍を見ていると、それぞれが人生で何を経験したいのかが伝わってくる気がします。

経験したいことは結果の数字や勝敗だけではなく、結果を通じて湧き上がる感情ではないかと思うのです。私たちは自分の肉体を自分そのものだと思ってしまいがちですが、肉体はこの世界で人生を体験するための乗物や道具だと考えることができるそうです。肉体を通じて誰かと関わったり、自分を表現したりできますから。選手や関係者にとって今大会は1つのゴールではあるけど、まだ通過点。人生は終わるまで続くストーリーですから。

ここ数日、オリンピックを見ながらホイットニー・ヒューストンの「One Moment In Time」が頭をぐるぐるしています。いつのオリンピックソングだったかしらと思いきや、ジョイナーさんが走っていた時だったから相当前でしたね。ソウルオリンピックですって。私が英語を習っていたころです。一部を意訳してみました。運命の瞬間を目の前にした選手たちの心境が伝わってくるような曲です。

I want one moment in time
運命の瞬間を求めて

When I’m more than I thought I could be
私が私の限界を超えるとき

When all of my dreams are a heartbeat away
私の全ての夢が次の鼓動の瞬間に

And the answers are all up to me
答えは全て私にかかっている

Give me one moment in time
どうか私に運命の瞬間をください

When I’m racing with destiny
宿敵と争うとき

Then in that one moment of time
その瞬間のなかで

I will feel, I will feel eternity
私は永遠を感じるでしょう