2022年4月:[無意味感]と[リーダーシップ]
2022年4月のセラピーカードは
[無意味感 meaninglessness]と[リーダーシップ leadership]
[無意味感]は燃え尽きた感じです。かなりつらくて虚しい心境です。そこには、当人には見えなかったとしても、壮絶な戦いがあったのです。そして「自分は負けた」と思っているのです。
私たちはいろんなことに意味を見出そうとしますが、その意味が私たちを苦しめたりします。意味をや意義を求めるゆえに、達成できないと苦しみや敗北感を味わったりするのです。
でも、その意味は真実でしょうか。本当に必要なものだったのでしょうか。
この苦しみは高尚です。崇高な意味に向けて命を振り絞らないと、ここまでたどり着けません。無意味感を抱えたまま人生を終わることも少なくないのですが、実は大きな気づきに紙一重のところまで迫っている状態なのです。
本当に大切なことは何でしょうか。実はとてもシンプルだったりします。幸せであることとか、愛とともにいることとかです。そのためには十分な鋭気を養ったうえで、自分とつながっていくことが大事です。
セラピーカードにおける[リーダーシップ]はモダンなほうのリーダーシップです。トラディショナルなほうは昭和的な「オレについてこい!(≒服従しろ)」ですが、モダンなほうは必要な時に必要な助け船を出します。
最近の若い世代が思い描く理想の上司は(間違いを厳しく指摘するタイプよりも)部下にアドバイスしたり、ほめたり、意見を求めたりするタイプだそうです。このカードの[リーダーシップ]もどちらかというとそんな感じです。このカードは20年前に出たのですが、時代を先取りしていたかのようですね。
この[リーダーシップ]はビジョンを持ち、魅力的で、誠実に状況に対処していく人です。これを心がけていると、誰かとともに自分も癒やされていきます。
というのも、自分が何かで停滞している時というのは、周囲に自分よりも助けを必要としている人がいるものなのです。助けが必要な人を助けたとき、自分の障害も解消されたりします。この[リーダーシップ]は奥が深いです。