父の形見に祖父の形見がついてきた

私の父はまだ生きているのですが、カメラを使うほどの体力はなくなりまして、父が使っていたカメラを形見としてもらうことになりました。

コロナ禍で実家に行くのを自粛していましたが、昨日実家を訪れて父の部屋で探してみると、まず先に押し入れから出てきたのが革ケースに入ったカメラらしきもの2つでした。

本命の父のカメラはその後で見つかり、CANON FT、レンズは50mm F1.4でした。確か父は全く買い換えしてないので、この単焦点だけでずっと使い続けていたみたいです。物持ちがいい。

うっかり一緒に出てきてしまったカメラですが、後日、戦前のカメラだとカメラに詳しい人たちから教えてもらいました。だとしたら、恐らく祖父のだと思います。

父も親の形見としてカメラを持っていたんですね。ということは、私も父も考えることが同じだったとは。

祖父がこれらのカメラで何を撮っていたのかは全くの謎です。若かりしころの祖母を撮っていたならすてきと想像が膨らみます。

父の形見ついでに祖父の形見までついてきてしまいました。いや、正確には、私が許可なく勝手に持ち帰っただけですけど。

念のため、今日母に「祖父のらしいけど。返す?」と訊ねたら「そのままでいい」と預かってていいことになりました。

はからずも、父と祖父母の形見が舞い降りてきてしまいました。祖父母とのつながりも持ててうれしいです。