癒やしとは?
あらためて「癒やし」とは。
辞書的には「病気、傷、飢え、苦しみ、悩みなど不健全な状態をなおす。治療する」とあります。体も心も当てはまりますが、多少違いがあります。
心理学系の本では違いを明確にしていて、
体だと病気や傷を治療する、
心だと過去の傷を手放し、成長すること
としていた気がします(うろ覚えですみません)。
体だと医療や自己治癒力で「治す」のに対して、
心だと「手放す」となっていたのが印象的でした。
つまり心は「忘れれば」いいのでは?
そうかもしれませんが、実は記憶は残っていることがあります。負の感情を「なかったことに」と押し入れに追いやるような形で強引に封じ込めてしまうと、押し入れの見えないところでサダコみたいな怨念のカタマリになったりして。怖い~(笑)。
何かずっとモヤモヤすることがあれば、過去に「なかったこと」にされた感情が心の押し入れの奥でうずいていたりします。本人は「なかったこと」にしていますから(自己防衛反応でもあります)、アウトオブ眼中で一向に気づきません。
全くネガティブな感情や記憶のない人はいないので、ほどほど程度であればいいのですが、あまりに重い場合は可視化して「手放す」という作業が必要になります。
それが心における癒やしになるのだと思います。
他の本では癒やしとは「幸せをつくること」とありました。
確かに体も心も苦痛から解放されたら「幸せ」ですよね。
続けて「癒やすこと、喜びに満ちた状態を作るのは、統合して1つにするのと同じ」とありました。
ここ、なかなか理解が難しいですが大事なところです。心理的な苦痛がある時、つまり不幸せな時というのは心がバラバラになっている状態です。紛糾した会議のように。
会議で諸々の問題を1つずつ解決し、徐々に意見が一致していくようなイメージで「統合」できると、心に平和が訪れるというわけです。とはいえ、心の中は会議のように交渉や多数決ができませんけど。
その過程で大事になるのが、くどいですけど負の感情を「手放す」という作業になります。長くなるので今日はこの辺で❤