私の人生製作委員会

昨年からコロナ禍で世界中が困難に直面しています。知人の娘さんが「疫病、水害、地震。昔の日本人なら大仏建立するレベル(の災害が続いている)」と言い、みんな大爆笑でした。すると誰かが「じゃあ動くガンダムは現代の大仏だ」と言って、これまたなるほどと思いました。なむー。

話は変わりますが、心理学やセラピーを学ぶと自分の感情や行動は自分が作り出していることが分かってきます。先生によっては「自分の感情に責任を持つことが大事」と教えます。なので私は「人生とは自作自演のストーリー」だと思っています。

企画、オレ!
監督、オレ!
脚本、オレ!
主演、オレ!

ということなのです。投影という概念も合わせて考えると納得がいくかと思います。

「あの人のせいで私はこうなった!」ですら、
「全部私が仕組んだ」と考えることもできます。

きっつーい。ですよね。最初は受けいれがたいです。

本当かどうかさておき、こう考えることは自分に大きな力を与えます。自分の人生は自分が作っているという前提に立つと、自分の苦難を自分の手で克服することがすごく容易になるのです。だって自分でやってることですから。

人生は変えられるのです。自分が本当に望むなら。本当にね。

ちょっと私の話をしてみましょう。私の母は私を産んで2ヶ月後には職場復帰しました。幼い私の面倒はずっと祖父母がみていたのです。それで幼少時の私はさみしさに耐えていたいう印象が強いです。

それすら「私が選んだ」という視点に立って考えて見ると「確かに」と頷ける部分があります。

祖母は育児と家事では経験豊富ですので、赤ちゃんにとっては心地よい環境を提供してくれます。祖父は印刷業の経験があり読み書きを教えることに熱心でした。引退したので次官もありました。どちらも孫と楽しく遊ぶより、完ぺきな優等生に育てる気満々だったそうです(最近母から聞きました)。加えて祖父母にとって子育て経験は私が最後になります。これまでのノウハウとベストプラクティスを私に注いでくれました。

私は祖父母に育ててもらったほうが自分の将来に有利で、早く自立できると見込んだのかもしれません。人生戦略を考え、育児役に親ではなく祖父母をアサインしたと考えると、違う視点で見ることができます。さみしさの奥に野望が垣間見られます。早くから自立を得たい考える野心的な女の子だったのかもしれません。そう考えると人生がいろいろとポジティブに見えてきます。

前の記事

癒やし人の森