光は常にある

アメリカ大統領就任式、アマンダさんの詩が印象的でした。
詩の最後はこう締めくくられていました。

When day comes we step out of the shade of flame and unafraid. The new dawn blooms as we free it, for there was always light if only we’re brave enough to see it, if only we’re brave enough to be it.

Read the full text of Amanda Gorman’s inaugural poem ‘The Hill We Climb’

おおよその訳は以下の通りです。

日が昇れば私たちは炎の陰から出て、怖れなくなる。
怖れを開放すれば新しい夜明けが来る。
私たちに光を見ようとする勇気があれば、
私たちに光であろうとする勇気があれば、
光は常にある。

「光」はよくセラピーやスピリチュアルな話題で出てきます。近年少しずつ分かってきました。よく「心の闇」と表されるものの逆だと考えると分かりやすいかもしれません。闇とは、例えば攻撃性。闇を絶望ととらえるなら、そこには自分への攻撃があります。

ここで紹介したいのが「I am light」という歌です。「私は光」と繰り返してます。歌詞はヒーリングやセラピーの世界そのものです。

私は光
私は私の家族が経験したことではない
私は私の頭の中にある声ではない
私は私の中で砕けたものの欠片ではない

私は光
私は私がしでかした失敗ではない
 そのほかの私を苦しませるものでもない
私は私が諦めた夢の残骸ではない

この曲と合わせて考えると、アマンダさんの詩の最後の部分が伝わってくるのではないでしょうか。これまでの4年間はまさに闇が浮かび上がってきた時代でした。闇=攻撃性ではなく、光に目を向けましょうと呼びかけています。私たちが光を見る勇気を持てば、自分が光になる勇気を持てば、光は常にあるのです。

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