2022年9月:[役割]と[真実]
[役割]で立っている女性が着ているのは役割の象徴としてのエプロンです。例えば女性(妻・母)なら、家事をしなくてはいけなくてエプロンを身につけているというわけです。
集団の中にいると、それぞれ何らかの役割を担うことになります。父・母だから、兄・姉・弟・妹だから、上司・部下だから「○○をしなくてはならない」と役割の義務感だけで行動する時は、カードの絵にあるように役割が前に立ち、本人は置き去りにされています。そうすると貢献のごほうびは役割だけに与えられるので、本人はどんどん枯渇し、疲弊していきます。
しかし[役割]とは関係なく、本人の前向きな意思、自主的な選択で行動するなら枯渇することはありません。しぶしぶではなく、やりたくてやってるわけですから。
[真実]とは、表向きの[役割]を脱ぎ、それぞれが自分の道を歩んでいる状態です。女性はエプロンを脱ぎ、男性はスーツを脱いで前に進んでいます。
役割を脱ぐときは背徳感があるかもしれません。しかし「これこそが私の本当の役割、生き方」と確信を持てるなら、怖くなくなるでしょう。心からコミットできて、物事はスムーズに進みます。
どれが真実か見分けるのが難しい時があります。真実の目印は、自由で、簡単で、喜びに満ちていて、誰もが幸せで勝者になる状態です。