真実を見極めるには?
真実あるいは本心、つまり自分が幸せになる最良の選択・・というのは見極めるのが難しいです。
思考が現実を作ると考えると、究極的には常に自分の望みが叶えられていることになります。顕在意識と潜在意識の総意が現実になって現れるということです。ただし潜在意識には無自覚で不本意な願いも多く含まれるので、現実は必ずしも自分を幸せにするものではなかったりするのです。
特に頭の中に罪悪感や無価値感などがあると、偽の真実という罠にもよく遭遇します。幸せな選択肢を前にして「これはまずいヤツだ」と怖れおののいて避けてしまったり、不幸な選択肢なのに「これぞ私にふさわしい」と不遇な境遇から抜け出せなくなったり。
だからこそ真実か真実でないかを見極めるのは難しい。ということで、冒頭の質問になるのです。
心理学のチャック・スペザーノ博士はシンプルに「真実を愛すること」と回答していました。
私たちはいろんな雑念、不幸せを導く思考に惑わされてしまい、そうしたネガティブな思考を愛してしまいがちです。自分に欠かせない大切なものとして、しっかりつかんで離そうとしないのです。こうしたネガティブなマインド(思考や意識)をスピリチャルな界隈ではエゴと呼んだりします。エゴとは愛の対極にある存在です。怖れからくるものと考えていいと思います。
こうしたエゴは自己概念の一部ですが自分を愛していませんし、自分を幸せにしようともしません。むしろ「死んだら楽になるよ」と自分を苦しめるばかりの悪いマインドです。
ですので、真実を愛することとは自分を幸せにする思考や選択肢を愛することが大切なのです。それは自分を大切にすること、愛することともほぼ同義です。
一瞬、一瞬、怖れではなく愛を選ぶことが大事なのです。